『WHOLE BRAIN ホール・ブレイン』で心も脳もリフレッシュ！左右の脳を上手に使って幸せになる方法

タイトル

基本情報

初版　　　2018年（米）、2022年（日）
出版社　　NHK出版
難易度　　★★★☆☆
オススメ度★★★★☆
ページ数　352ページ
所要時間　6時間

もう人間関係、世代間ギャップ、依存症で悩まない!脳科学者が脳卒中に学んだこと。左脳の脳出血により、右脳の機能しかなくなったとき、脳科学者のジル・ボルト・テイラー博士は、それまでの認知機能、身体機能を失ったにもかかわらず、この上もない幸福感に包まれた。8年間のリハビリの末、すべての機能を取り戻した博士が、脳卒中の実体験と...

導入

あなたは今、どんな気分ですか？忙しくてイライラしている？落ち込んでやる気が出ない？それとも楽しくて幸せに満ちている？どんな気分になるかは、あなたの脳が決めています。脳はあなたの思考や感情、行動や判断に影響を与える最も重要な器官です。しかし、脳には左右に分かれた二つの半球があり、それぞれに異なる特徴や機能があります。左半球は言語や数字、論理や分析などに優れています。右半球はイメージや音楽、直感や創造性などに優れています。一般的には、左半球が優位な人は理性的で頭で考えるタイプであり、右半球が優位な人は感性的で心で感じるタイプだと言われています。しかし、これはあくまで傾向であり、実際には左右の脳を使い分けたり統合したりすることで、さまざまな状況に対応できるようになっています。では、あなたは自分の左右の脳の使い方を知っていますか？そして、それをコントロールすることができますか？今回お勧めする本は、そんなあなたにぴったりの一冊です。

こんな人におすすめ

– 自分の思考や感情に不満や悩みを抱えている人
– 左右の脳の特徴や働き方に興味がある人
– 脳卒中やその予防に関心がある人
– ストレスや不安を減らして幸せになりたい人
– 脳科学や心理学に基づいた実践的なアドバイスを求めている人

わかりやく要約

– この本の著者は、ジル・ボルト・テイラー博士という脳科学者です。彼女は2006年に脳卒中に見舞われ、左半球の機能をほとんど失いました。しかし、奇跡的に回復し、その過程で右半球の能力を発見しました。
– 彼女は、左右の脳にはそれぞれ異なる特徴や働き方があり、それらをバランスよく使うことで心の健康や幸せにつながると主張します。左半球は言語や数字、論理や分析などに優れており、自我や個性を形成します。右半球はイメージや音楽、直感や創造性などに優れており、感覚や感情を豊かにします。
– 彼女は、自分の体験や研究をもとに、左右の脳の特徴や働き方を詳しく説明し、それらをコントロールする方法を提案します。例えば、左半球の思考を静めることで、右半球の感覚に集中することができます。また、右半球の創造性を活かすことで、左半球の問題解決能力を高めることができます。
– この本は、脳科学と心理学を融合させた内容で、分かりやすく解説されています。読者は、自分の脳について深く理解し、ストレスや不安から解放されることでしょう。

概要

『WHOLE BRAIN ホール・ブレイン』は、脳科学者のジル・ボルト・テイラー博士が著したベストセラーです。彼女は自らの脳卒中の体験をもとに、左右の脳の特徴や働き方、そしてバランスよく使う方法を分かりやすく解説しています。この本では、左半球が担う言語や数字、論理や分析などの能力と、右半球が担うイメージや音楽、直感や創造性などの能力を理解し、それらを統合することで心の健康や幸せにつながると主張しています。また、実践的なアドバイスやエクササイズも提供しており、読者は自分の脳をコントロールするスキルを身につけることができます。この本は、脳科学と心理学を融合させた内容で、多くの人に影響を与えています。

著者紹介

ジル・ボルト・テイラー博士は、1959年にアメリカ・ケンタッキー州で生まれました。インディアナ州立大学で神経解剖学の博士号を取得した後、ハーバード医学校で脳と神経の研究に携わりました。彼女は、精神疾患に関する知識を広めるべく全米精神疾患同盟（ＮＡＭＩ）の理事を務めるなど活躍していましたが、37歳のときに左半球の脳出血（脳卒中）に見舞われました。その日の午後以降、歩くことも話すことも、読むことも書くことも、自分の人生を思い出すこともできなくなりましたが、奇跡的に回復しました。その過程で、右半球の力を発揮して幸せになる方法を発見しました。2008年にはタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれました。現在はインディアナ州のブルーミントンに住み、講演や執筆活動を行っています。彼女の前作『奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき―』[^1^] は世界的なベストセラーになりました。

感想

この本を読んで、私は自分の脳について新しい発見や気づきがたくさんありました。著者のジル・ボルト・テイラー博士は、脳卒中で左半球を失ったという衝撃的な体験をもとに、左右の脳の特徴や働き方、そしてバランスよく使う方法を分かりやすく解説しています。彼女の話はとても興味深く、感動的でした。私は、自分も左半球が優位なタイプであり、言語や数字、論理や分析などに頼りがちだと気づきました。しかし、この本を読んで、右半球の力をもっと活用すれば、イメージや音楽、直感や創造性などに豊かになり、ストレスや不安から解放されることができると学びました。この本には、実践的なアドバイスやエクササイズも提供されており、私は早速試してみました。すると、驚くほど心が軽くなり、幸せに感じることが増えました。この本は、自分の脳をコントロールするスキルを身につけたい人におすすめです。私はこの本に感謝しています。